なぜ今ライフスキルなのか。
数年間 当事者自助活動を続けてきて、いろいろな専門家の方々から学ぶ機会もいただき これらを通じて 「ライフスキル」の重要性を感じています。
なかなか就労出来ない当事者やそれを継続出来ない方(私もその1人でした)が どうすれば 課題をクリア出来るのか。
社会生活を送るために必要なこと、特に「当たり前の常識」の範囲内のことは 各個人の経験によって身につき方が違いますが 社会に出れば「出来て当たり前」のことが 私たちには難しいのです。
規則正しい生活を送ることから始まり、栄養バランスのとれた食生活、就労できるだけの体力と人間力は 自然に身につけようと思ってもなかなか出来ません。
夜寝て朝起きる、ことが難しい人もたくさんいます。
これまで発達障害の療育はSSTなどの人間関係に注目されがちでしたが この人間関係も個々により 状況や場面も違い、なかなか「社会で使えるプログラム」は見つけにくいです。
障害の有無に関わらず、学校を卒業して次の日から必要なのは 通知表ではなく「社会性」です。
働くことの意味、人生のプラン、自分を大切にすること。
こうしたことはなかなか学校では教えてもらえません。
自分がどういう人生の選択をするのか「準備期間」があるべきではないか、と考えます。
課題は尽きませんが 去年度より 作成したライフスキルプログラムをベースに いろいろな方のご指導を受けながら WSを続けていきます。
誰もが自分らしく 生きていける社会に近づきますように。。。