発達障害の人はよく「天才が多い」と言われます。
でもですね。。。
実際はそんなにいません。
WAISなんかの検査をとると確かに得意、不得意に大きな差異があることは特徴的です。
ただ得意な点が平均値よりはるかに秀でている場合、それを活かした何かができる場合には天才的に見えたりすると、私は考えています。
出来ることを伸ばして。
これには大賛成です。
だからといってそれが天才的であるかどうかは別問題だと思うのです。
前回のBlogにも記しましたが、やはり人柄が人生を大きく左右すると私は思っています。
かといって長い人生の中で果たしてそれだけで生きていけるかどうか…
そこは私もなやみどころではあります。
例えば、うちの子たちの場合。
ざっくりいうと「踏ん張り」が足りません。
ここぞ!という時、踏ん張れないのです。
いくら好きな事を仕事にしても嫌なことや頑張らないといけない時は必ず来ます。
その時に踏ん張れる力が身についていないのです。
私は私自信を1番甘やかして生きてますし「無理はしない!」と公言しています。
雇用されるのではなく、自分の得意な事を仕事にしています。
そのためにサポートもお願いしています。
でもでも。
それでも苦手なことやしんどくてもどうしてもやらなきゃいけない場面は避けることが出来ないのです。
いくら体調が悪くてもお受けした講演会だけは絶対に穴を開けませんし、遅刻もしません。
その日に体力や気力をマックス良い状態にするために前後のスケジュールを調整しますし、遅刻しないようにかなりのエネルギーも使います。
なので講演会が終わった後は倒れて何も出来ない日だってあるわけです。
期限ギリギリでしか動けない特性のために深夜まで仕事する日もあります。
こういう「踏ん張り時」とために普段はゆるめに、抜けるところは極力抜くように。
少々気が合わない人とも向き合わないといけない時もあります。
先日のフォーラムでは近藤先生がおっしゃった「IQより愛嬌」が私の中でドストライクでしたが、就労を視野に入れて考えた時、愛嬌にプラスして踏ん張れる力も必要かと思うのです。
無理することとは違う。
でも人生、自分が何で勝負できるのかを考えないといけない時があります。
「障害があるから無理でーす」という生き方は、私は好みではありません。
発達障害ということにプライドを持って生きていきたいからです。
自分は何で勝負できるのか。
うまくいかないから人生はおもしろい‼️
みんなで前を向いて歩きましょう‼️